2011年10月16日日曜日

ちいさな知識 と ハートをあたたかくするStory



日本から 飛行機を飛び立ち 約7時間。 時差マイナス1時間の
私の住む島は、信じる心を大切にする人たちが暮らす 島だ。

彼らが大切にする信じるこころ や 彼らの行う儀式の なぜを
問いかけること 私のこころをわくわくさせてくれる。

先日ある機会に恵まれ とある儀式に参加することができた。
それは、本当の儀式とは異なり、アレンジがしてあったのだけれど
以前から知りたかった この 黒と 赤と 白の 紐が 
私の元にやってきた。

時々ローカルが身につけているのを見たことがあった。
この3つの 色をした 紐のこと。

その翌日、腕に結ばれた3色の紐を見みると、目を合わせた誰もが
嬉しそうに私に 話しかけてきてくれた。

ある人は「それをつけると 恋人ができるんだよ~」
またある人は 「どこのウパチャラに参加したの。」、「その意味知ってる?」と。
冗談の大好きな こちらの人たちは「もう バリ人だもね」 と笑って語りかける。

ローカルは私たちが 彼らの信じるものに ひとつ近づくと 
いつも目をキラキラさせて喜んでくれる。

満月のエネルギーをカラダいっぱいに吸収した私は
儀式を取り仕切るに近い方に 今日出逢えたので、その本当の意味を聞いてみた。


それは
この島で信じられている3つの神様のこと

赤は ブラフマ(火の神様)
黒は ヴィシュヌ(風の神様)
白は シヴァ  (水の神様)
を意味する 
3つの色の このひもの名前は
Bewawg Tri Datu  (べワン トゥリ ダトゥ (バリ語)。

Bewawg 人の  Tri 3つの  Datu 力(ちから)
3つの神様(人)の力 という意味があり
必ず力が与えられると信じられているそう。

昔から、この島の隣にある島、レンボンガン島から
季節の伝染病がやってくることが多く、
村全体がこの伝染病で 住民が病まないよう守るために 言い伝えられ、
続けられた儀式のお守りだとういう。

「病気がカラダに入ってこないように 3つの神様の力が宿る

この紐を ウパチャラ(儀式)の最後につけるだよ。

もし、あなたのカラダが その時に強くなくても、

3つの神様のパワーがカラダに宿り

悪いものが入ってこないように 一緒に強くなってくれるんだ

だから、儀式を終えてから1カ月 とそれ以上 つけているんだよ。」と

優しい こころからの言葉で教えてくれた。

「だけどね、自分でまいたって効果はないからね。」と 笑顔で教えてくれた。

私たちと同じくらいの世代の子に聞いてみても この意味は知らないようだった。
私が聞いて、その意味を教えてくれた彼は、信仰心の強い 大人の男性だった。


そして、今日 免許への一歩を踏み出すきっかけがあった。
この国は自分のプロフィールを紹介するものに
必ず信仰するもの 「religion」 を書く欄がある。

間髪をいれず、「 ないでしょ? 」とフォローしてくれた バリニーズの子。
彼らはそう言いながらも 私たちの背景を受け入れてくれている。


毎日のお祈りで供えられる チャナン の色
「できれば5色の色がいいんだよ。
その意味は北、南、東、西 そして 真ん中 の5つの意味をあらわすから」と
今ある位置を とても大切にする 彼ら。
若い世代のみなさまへ
いつまでも大切なものが受け継がれていきますように。
信じるこころが 人をあたたかくしていきますように。

私たち 外国人も その大切なこころを 見守って
大切にしていきますように。

彼らの お祈りをする時間の美しさは 
その場にいる人たちのこころを 静かにさせてくれるから。

このことを書いていたら、今ステレオから 聞こえてきた
Om Shanti Shanti Shanti



今日も遊びにきてくださってありがとうございます♪Have a nice day!