2010年8月31日火曜日

笑顔の島

ひとりでバリに行く と決めたとき
家族から 「バリの治安についてよく調べてほしい」と 
お願いをされました。
確かに行ったことがない人達は
あの テロ事件のこと 東南アジアにあること を心配するに違いない。

前回、本当に私は危険なことが一つもなく
神様が見守っていてくれているような エネルギーにあふれていました。

旅から帰ってきて 滞在時に聞いたこと以外にも
感じたり知ることができる機会が ありました。
いつか書いてみようと思っていたこと

そう。 テロという事件から知った 彼らの環境や心情。
知ることができた今のタイミングで書いてみようと思います。

 
インドネシア共和国は 1万を超える島々が集まっている。
そのなかの バリ州 と呼ぶらしい。
インドネシアという国の中で バリの面積は13番目の大きさ。
たった2%というから驚き・・・。
約2億人近くがイスラム教信者で、バリヒンドゥー教信者は300万人。
インドネシアという大国のなかでとっても小さな存在だったみたい・・・。

外国からの観光客によって島が潤うようになり、
インドネシア人すらも バリ島は違う国だと錯覚しそうなほど 
格差が生じている様子。
となりのジャワ島やロンボク島から職を求めて
多くのイスラム教徒がバリ島に移住してきているという。
移住地の中心は 首都であり空港の近くのデンパサール。
西の繁華街 Kuta 東の欧米人に人気の少し落ち着いたSanur
南のリゾート特別開発地区 Nusa Dua
中央の森に囲まれた Ubud
それ以外のどこに行くにも 空港を出ると必ず通過するデンパサール。

Kutaに滞在したときに感じることがたくさんあった。
首都デンパサールに近いKuta 。
ビーチに行けば たくさんの サーファーがいた。
ナンパで有名だと言うが、私は客引きの為だと思った。(プラス思考???)

彼らは強調し合いながら 穏やかに生活をしているように見える
ただ、本当のところは 違うみたい。何となくわかった。

私が「名前は?」「どこの出身?なの?」と聞くと
彼らは 声をひそめて 出身地を教えてくれた。
「(スマトラ島・・・)」なぜ バリに来たかを尋ねると、
「向こうは仕事がないんだ」と言っていた。

私は しばらくひとりで 過ごしていたから 
いろんなバリニーズから
「ジャワニーズ(隣のジャワ島出身の人のこと)には気をつけるんだよ」と言われていた。

私たち日本人にはわからない 宗教観の距離感があるのだと。

Kutaのビーチに立ち寄った朝 ある話を聞いた。

「あのテロは 観光で潤うバリを羨まし思う 
 近隣のアジアの国が バリを標的にしたんだ。
 危険な場所だと知られるようになれば 他の国に観光客が 行くようになるでしょ?」と

もちろん本当かどうかわからなかったけれど 心が痛みました。

今読んでいる本で テロの事が書いてあった。

‐国際的な観光地バリ島は、インドネシア諸島のなかでは異様な存在となり、
イスラム教過激派による国際テロリズムの格好の標的となった。
2002年2005年の話。
それまで国内の政治的なテロ事件とは無縁と信じていた
島民の心に深い傷跡を残し、島の経済に計り知れない打撃を与えた。-

‐バリ島の貨幣経済は観光収入で成立するものとなっており、
財政面でもバリ州の収入の3分の2が観光関連によるものとなっている。‐


Ubudのワルン ワヤンの家族のところで ご飯を食べていたある夜、
ワヤンの旦那様が ひとつの写真を大切そうに私に見せてくれた。

「テロのこと知ってるかい?」 旦那様は英語が得意ではなかったので
奥様のワヤンが 一生懸命私に通訳してくれた。

「この写真は 娘がモデルになったんだ。
この時娘は アルマ美術館にバリニーズダンスを習いに行っていた頃で
この写真には 彼女以外の人も
芸術に秀でている人や 料理人 などがモデルになっているんだ。

観光客が来てくれているから 私たちバリの住人は生活できているようなものなのに
あのクタで起こった テロ事件以来 外国からのお客さんが 
急激にバリに来なくなり 大打撃を受けて困っていたんだ。
「 バリは安全で 美しい国なんだよ 」と
伝えるべく みんなが団結して動き始めたんだ。」

私はこの説明を受け 写真から伝わるエネルギーを感じた。
きっとすごく不安な時間を過ごしたのに 違いないと思う。

私はアジアの中でもこんなにも 観光客に優しくて
過ごしやすい国はないのではないか。と女子ひとり旅で強く感じたのです。

そして滞在中 ケンカなどをして 怒っているバリニーズを
一度も見なかったことは とっても驚いた。
それは 人前で怒られることを 恥じる人種で 
温厚で 穏やかな 人柄だとか。(確かに)

これから Baliにひとりでも多くの方が訪れてくれるといいね(^-^)
 'EAT, PRAY, LOVE'
オフシーズンに行った私、バリニーズは忙しくなく
とてもよくしてもらいました。
きっと今度も とても有意義な時間を過ごすことができると信じています♪



他にも面白くて おかしい バリのこともアップしていきます~
今日も遊びにきてくださってありがとうございます♪
Traveling is precious time!!!

日々の祈り

神々へのお供え物をするのは 女性の役目

人々は 花やお香をセットし、夜明けともに チャナンを捧げて回る。
これがバリの一日の始まりで、一日に何度か繰り返される。

そのお供えものは2種類あるらしく、その違いは前回はわからなかった。
是非今度 見てこよう。

女性は家事や 仕事をする間、手を止めずに 
チャナンのストックを作っていた姿がよく見られた。 
市場で売っているのも 忙しい人達には大変助かるようで、
ただ毎日のことだから経済的ではない・・・。

環境と場所によっては 
「お供え物をするための 仕事をしてもらう女性」を雇うこともあると
聞いたことがある。  はたして本当???













海で


カフェで


寺院で


バンガローにも


今日も遊びにきてくださってありがとうございます♪Have a nice day!